サブプライム問題とは何か

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (宝島社新書)サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (宝島社新書)
(2007/11/09)
春山 昇華

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 ふと目に付いたので読んでみました。
 …が、どうしてもっと早く読まなかったのだろうと思い、そして恐怖に震えました
 自分…無知すぎる!!((゜д゜))

 そもそも、「プライム」と「サブプライム」の違いすら分かっていなかった私
 サブプライム問題と聞いても、遠い国の出来事のように感じてしまい、その深刻さには全くの無頓着といってもいいくらいでした。

 ところが最近、ちょっと株式投資に興味が出てきて、図書館で色んな本を読んでみたりしていたのですが、それがキッカケでこの本に出会うことができました(株の本のすぐ近くにあるんです)
 人生、何が役立つか分かりませんね。これからもできるだけ読書の習慣は続けていこうと思いました。

 ひとつ、お利口になれます。


 つまるところ、オイシイ話には裏がある。
 そして、「無知は罪」だということです。

 本当なら「プライム」(≒きちんと普通のローンの返済ができる能力のある人)な債務者が、悪徳ブローカーの口車に乗って「サブプライム」ローンを組まされ、身ぐるみ(そして家ぐるみ)むしりとられてしまうという恐怖。一般的には始めの2〜3年は少ない金額を返せばいいのですが、その後は収入の半分以上を返済に充てなければいけないという恐怖のステップ返済・・・

 しかし、本当の地獄はこれから。

 その恐怖のローンで買ったマイホームを担保にして、さらに新しいローンを組んでゆくのです
 すると、家の値段が上がれば上がるほど、どんどんローンを組んだほうがお得…というわけ。

 しかも、それらが証券化され、格付け会社によって”素晴らしく安全な債権である!”と言われ、世界中の投資家に売買されてしまう。
 さらにさらに、一度投資家の手に渡ってしまうと、悪徳ブローカーの違法性を証明できたとしても、投資家は”善意の第三者”となり、ローンを組んでしまった者は救済されることなく、地獄の返済義務だけが残るという……゜゜(д;)ヒェェェ!!

 詳しくは本書をごらんください。私なんぞの説明よりも分かりやすく、資料も合わせて説明してくれています。

 
 恐ろしいのは、そのサブプライムローン”もどき”が、日本でも開発されつつあるということです。
 仕事を退職し、現在のマイホームのローンをほぼ完済したいわゆる団塊の世代をメインターゲットにして”マイホームを担保にしたローン”が生まれつつあるそうな(゜д゜;

 マイホームを担保としてお金を融資してもらう→そのお金で老後の少ない年金生活を豊かにする→死んだら、家は競売にかけられて、売却される。→融資した金額+金利は銀行へ。残りは相続人へ

 …という流れ。現在のところは、適正な審査のもとでしか融資してもらえない仕組みになっていますが、いずれ悪徳金融業者の介入がはじまるとのこと。気をつけねば…!

 一般的に、65歳まで働いて、85歳まで生きるとすると、年収400万円の暮らしを維持するためには、年金が多めにもらえるとしても、少なくとも65歳から85歳まで(物価の上昇を考慮して)4000万円以上のお金が必要です。
 つまり、マイホームを売却したときに4000万を上回る人のみが、このローンを無事に利用することができるという。(本当はもっと厳しい審査があるようです)

 しかし、そんな人は多くは無いでしょう。
 悪徳金融業者は、そのスキを狙ってくるに違いありません!!

 このことが学べただけでも、ものすごくいい勉強になりました。
 みなさんも是非、読んでみてください。
 アメリカの今後、そして世界の今後についての考察も書かれていますので、おすすめの一冊です。

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